鹿児島を含む南九州で古くから食べられる伝統の和菓子で、『西郷隆盛』も食べていたそうです。
男の子がたくましく健やかに成長するように祈る、母の心のぬくもりに満ちた『祝い餅菓子』として端午の節句に作られるようになりました。
『あくまき』とはどんな和菓子なんでしょうか。
見た目もめちゃくちゃ美味しそうで興味津々です。
『あくまき』って何?
「あくまき」は、主に端午の節句(5月5日)で食べられる鹿児島県独特の餅菓子で、関ヶ原の戦いの際、薩摩の島津義弘が日持ちのする食糧として持参したのがはじまりだという説があります。
そんな昔から食べられていた伝統ある食べ物なんだ!
保存性が高く、腹持ちが良いことから戦陣食として重宝されたという話があります。
こうした背景から、男子が強くたくましく育つようにという願いを込めて、端午の節句(5月5日)に食べられるようになったようです。
『あくまき』は餅米を灰汁(あく)でつけたり煮たりして作るのですが・・・
そんなことより!
私は食べる専門なんで作り方より、どんな味なのかが知りたい!
『あくまき』ってどんな味?食感は?
『あくまき』自体はあまり味はないのです。
『あくまき』は、プルプル、もちもちした食感で、きな粉や砂糖や黒蜜などの相性の合うものをかけてその味の調和と食感を楽しむのがメジャーな食べ方です。
おお!
私は、こういう系のものが大好きなのでテンション上がってきました♪
灰汁で炊いているのですが、苦みやえぐみは無く、ほとんど無味です。
ただ、匂いはツンと灰汁(あく)の匂いがします。
また粘り気も強いので切る時には包丁ではなく、細い糸を使うと小分けしやすいです。
『わらび餅』や『ところてん』などにアレンジを加えて食感や味を楽しむ食べ方が好きなので、これはぜひ、食べてみたい!
『ところてん』はちょっと違う気がするけど・・・
『あくまき』ってどんな存在?
地元鹿児島県では、一年中、スーパーマーケットや和菓子店などに並んでいますが、特に、4月ごろから多くの『あくまき』が並びます。
それはお祝い事である端午の節句(5月5日)で食べる祝い菓子だからです。
また、この時期になると家庭で『あくまき』をつくるためのもち米や灰汁、竹皮なども店頭に並ぶらしいです。
そのため、鹿児島県民は『あくまき』を見たら、春の訪れを感じそうです。
鹿児島県のお土産としても人気があるので、土産店などでも購入することができます。お取り寄せもできますので、ぜひ伝統ある『あくまき』をお試しください。
早速、ネットでお取り寄せ注文してきました!
!?
早すぎませんか?
いかがでしたでしょうか。
腐りにくいを追求してつくられ『戦陣食』として始まった『あくまき』。
先人の知恵が詰まったこの食べ物は21世紀にもなお受け継がれ親しまれています。
残り続けるには訳がある。いいものしか残らない。と言います。
是非、まだ味わったことのない人は『あくまき』を食べて歴史と元気を感じてください。